患者様の個人情報はすべてデータ化

近年の病院では、患者さまの個人情報はすべてデータ化されています。今から十数年前は患者さまの個人情報はすべて紙のカルテに記載されていました。どのような症状だったのか、前回はどのような症状で来院しているのかなどを記入していきます。紙のカルテの利点は患者さまの情報を聞きとったらすぐに作成することができるので、従来の病院でも多く導入していました。
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しかし、最近の病院は患者さまの個人情報をすべてデータ化しています。データ化することによって、病院の業務を円滑に進めることができるので、病院で診察の待ち時間を短縮する効果もあります。データ化には患者さまが受診した時に、一人ひとりに個人番号を付けていきます。同姓同名の方を間違えないようにするためにも重要なことです。個人情報をデータ化したものが病院のカルテになり、電子カルテと呼んでいます。電子カルテは導入までに、費用を費やしたりすることはありますが、メリットは数多くあります。待ち時間が少なくなることや、データ化されることによって多くの病院のスタッフもカルテを探さずに、自分の所属場所のパソコンを使用し、患者さまの病態や症状、検査値を確認することができます。
例えば、患者さまが糖尿病で栄養指導を受けなければならない時に、管理栄養士以外のスタッフがその患者さまのカルテを見たかったとします。しかし、紙のカルテだと一つしかないので、栄養指導が終わるまで、別のスタッフはカルテを見ることができないのですが、電子カルテは一人ひとりに与えられた個人番号を入力することによって、栄養指導を待たなくても情報を確認することができます。
災害時に関してはすべて電気を使用しているので、不安になることはあるかもしれませんが、多くの病院は災害時に備え非常電源を備えているので安心できます。このように多くの病院は技術の進歩により、個人情報を全てデータ化しており、患者さまに安心してもらえる環境を作っています。

